つみたてNISAスタート!!投資信託をおさらいしてみよう

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昨年から話題になっていたつみたてNISAが今年からはじまりました。このつみたてNISAの投資対象は金融庁が厳選した投資信託が中心となります。投資信託は何となく敷居が高いと感じている方もいらっしゃると思いますが、実は手頃で分かりやすい金融商品なんです。今回は投資信託を簡単にまとめてみたいと思います。

投資信託は投資の専門家がお金を運用

もし投資をしようと思った場合、どこに投資しますか?株式や債券、不動産など国内だけにとどまらず海外にまで目を向ければ投資先は無数にあります。FXや外貨預金、世界中で取引されている金や原油なども投資先として考えられます。でもこれらの投資先でどこがいちばん収益があがるでしょうか?残念ながら多くの方は分からないでしょう。ここに投資信託の存在価値があるといえます。投資信託では投資家たちのお金をひとつにまとめたうえで投資の専門家であるファンドマネージャーがお金を運用します。元本が保証されるわけではありませんが、投資の専門家であるファンドマネージャーが運用する投資信託は収益があがる可能性が高いといえるでしょう。

投資信託の仕組み

投資信託に投資する場合、通常は証券会社や銀行といった投資信託の販売会社で口座をつくることからはじまります。投資信託の売買や分配金などの受け取りはこの口座を通して行います。販売会社が投資信託を販売することによって集められたお金は信託銀行に預けられますが、この信託銀行に預けられたお金について運用の指示を出すのが運用会社です。運用会社には投資の専門家であるファンドマネージャーが在席しており、経済や金融の情勢を判断しながら信託銀行に運用の指示を出します。信託銀行は運用会社の指示通りに株や債券などの売買を行ないます。投資信託の商品自体をつくるのも運用会社なので投資信託で収益があがるかどうかは運用会社次第といえます。なお、投資信託では購入時の手数料、運用期間中の信託報酬やお金(ファンド)を運用するための費用、投資信託売却時の信託財産留保額といった費用が発生します。

投資信託における3種類のファンド

現在さまざまな投資信託が販売されており、その数は6,000本を超えます。国内および海外の株式・債券へ投資するものや不動産へ投資するものなど投資先もさまざまです。これら投資信託は概ね下記3種類のいずれかに分類されます。

バランスファンド

バランスファンドは安定した収益が出せるようにバランスよく分散投資していることが特徴です。国内および海外の株式・債券などに資産を分散しながら、経済や金融の情勢に合わせて資産のバランスを随時調整しています。バランスファンドは資産運用をほぼファンドマネージャーにまかせることができるため手軽で手間いらずな点がメリットです。一方、後述のインデックスファンドとくらべて信託報酬などの手数料がやや高くなる傾向があります。

インデックスファンド

インデックスファンドは収益を出すことを目的としていません。こう言うと驚かれるかも知れませんが、これがインデックスファンドの特徴です。インデックスファンドは日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)、NYダウなどの経済指標と連動するように資産が運用されます。インデックスファンドのメリットは信託報酬などの手数料が安いことですが、経済情勢などに合わせて自分自身で分散投資などの投資判断を行なう必要があります。

アクティブファンド

アクティブファンドは日経平均株価やTOPIX、NYダウなどの経済指標があらわす市場の平均よりも高い収益を目指しています。今後成長が見込める株式や割安と見なされる株式など比較的リスクの高い投資先に投資することもあるため市場の平均より高い収益をあげることもあれば損失を被ることもあります。アクティブファンドのファンドマネージャーは投資先を慎重に調査しながら資産を運用するため信託報酬などの手数料が高くなりがちです。アクティブファンドを購入する際は運用成績や手数料などを吟味したうえで購入するのがよいでしょう。

投資信託からの収益にはどんなものがあるのか?

投資信託の一口あたりの値段を基準価額といい投資信託の売買取引はこの基準価額で行なわれます。ファンドの運用が順調であれば基準価額はあがり、不調であれば下がります。この基準価額が安い時に購入して高い時に売却すれば売却益が得られます。投資信託の運用が終了して償還金を受け取る場合も同様です。また投資信託は分配金で収益を得ることができます。投資信託の決算が行われた際に受け取る収益の分け前を分配金といいますが、これは保有している口数に応じて分配されます。ファンドの運用が不調で収益があがっていない場合でも元本を取り崩して分配金を出す投資信託もありますので注意しましょう。
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