社会保険についておさらいしてみよう

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社会保険ってテレビのニュース番組や新聞でもお馴染みだと思います。社会保障といわれることもありますが、この社会保険って具体的には何なんだろうって疑問に感じたことはありませんか。身近なものだけど実はよくわからない社会保険についておさらいしてみましょう。

社会保険と民間の保険の違い

社会保険の保険という言葉から民間の保険会社を思い浮かべてしまう人もいるかも知れません。でも実は社会保険は民間の保険会社が取り扱う保険商品とはまったく違うものです。民間の保険会社が取り扱う保険については『損害保険と生命保険って何が違うの?』にまとめましたのでそちらをご覧ください。
任意で加入する民間の保険と違って、社会保険は日本の社会保障制度のひとつとして国民の生活を保障するためのものとなっています。そのため社会保険は国や地方公共団体などの公的な機関で運営されており、社会保険の掛金いわゆる社会保険料は一定の要件を満たす国民全員に納付する義務があります。

社会保険って具体的にはどんなもの?

一般的に社会保険というと健康保険と年金保険、介護保険を指します。一方、雇用保険と労災保険を合わせて労働保険といいますが、これら健康保険、年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険を合わせた広い意味で社会保険といわれることもあります。それらを個別にもう少しまとめてみましょう。

健康保険

一般的に会社に勤めている場合は健康保険、自営業や職に就いていない人の場合は国民健康保険に加入します。病院の窓口で健康保険の保険証を提示すると病気やケガの治療費が3割負担で済むことは多くの方がご存知のことと思います。このように治療費用の自己負担額が軽減されたり、病気やケガ、出産による長期休業を保障したりします。

年金保険

健康保険と同様に会社に勤めている場合は厚生年金、自営業や職に就いていない人の場合は国民年金に加入します。老後にもらえる老齢年金や一定の障害を負ってしまった場合の障害年金、死亡した場合に遺族へ支給される遺族年金といった保障があります。

介護保険

40歳以上の国民に加入が義務付けられている社会保険制度です。一定の要件を満たした高齢者や障害者が在宅介護や施設介護などの介護サービスを利用した場合に介護費用の自己負担額が軽減されます。

雇用保険

会社に勤めると加入することになる社会保険制度で従業員の雇用の安定を図るためのものです。失業した際に再就職までの一定期間保障が受けられる失業給付のほか、教育訓練給付や育児休業給付、介護休業給付などがあります。

労災保険(労働者災害補償保険)

雇用保険と同様に会社に勤めていると加入することになる社会保険制度ですが保険料は全額事業主が負担します。業務中や通勤中の病気やケガによって生じた治療費、休業時の収入などを保障します。
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