税金にはどんなものがあるの?

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税金と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか。なんとなく損するような気分になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。いろいろな税金があって何をするにも税金を取られてしまうような気がしますよね。このちょっと複雑でわかりづらい税金についてまとめてみましょう。

そもそも税金ってなんで納めなきゃいけないの?

毎月の給料から天引きされたり、買い物するたびに取られたり、ある日突然届いた納付書で納めたり、こんなに税金を納めているけど、いったい何に使われているんだろうって疑問に思うこともありますよね。気持ちよく税金を納めるためにも、何のために税金を納めているのか知りたいと思うのは当然でしょう。
たとえば税金がなかった場合を想像してみましょう。地域によって違いはあるかも知れませんが、毎朝ゴミを出しますよね。ゴミ収集車がゴミを集めに来てくれますが税金がなかった場合、ゴミ収集車にお金を払わないとゴミを受け取ってくれないなんてことになるんです。火事になって消防署に連絡してもお金を払わないと来てくれなかったり、泥棒に入られて警察に連絡してもお金を払わないと何もしてくれなかったりするわけです。
ゴミの収集や消防・警察、道路や水道の整備などの公的サービスは税金でまかなわれていますので、もし税金がなかったら、これらの公的サービスはすべて有料になってもおかしくないんです。なんだかとっても不便だし、すごく怖い気がしますよね。税金はすべての国民が健康で豊かな生活を送るために必要なものなんです。

税金は大きく分けて3種類

税金は大きく分けて所得課税、消費課税、資産課税等の3つに分けることができます。これら納められた税金は国税として国で利用されるか、または地方税として地方公共団体で利用されます。平成29年度予算における財務省の税収内訳によると国税と地方税を合わせて101兆3,229億円の税収を見込んでいます。これら税収の内訳をみてみましょう。

所得課税

全体の過半数となる52.9%を占める税収です。より詳細にみてみると所得税や個人住民税、個人事業税等といった個人の所得からの税収が30.8%、法人税や法人住民税、法人事業税等といった企業など法人からの税収が22.1%となっています。

消費課税

全体の33.0%を占める税収です。商品の販売やサービスの提供にともなって課税されるものですが、内訳をみてみると消費税16.9%と地方消費税4.5%が大部分を占めます。他には揮発油税(ガソリンにかかる税金)2.4%、酒税(お酒にかかる税金)1.3%、その他7.9%といった内訳となります。

資産課税等

全体の14.1%を占める税収です。その中でも土地・家屋などの不動産や事業用の機械設備などに課税される固定資産税が8.9%と大部分を占めます。他に相続税・贈与税2.1%、都市計画税(市街化区域内にある土地や建物にかかる税金)1.2%、その他1.9%といった内訳となります。
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