資産運用や投資を簡単に整理してみよう

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今や銀行の普通預金にお金を預けていてもほとんどお金は増えませんよね。雀の涙ほどもない利息より、むしろATM利用手数料や振込手数料の方が高いかも知れません。そんな超低金利時代ということもあって資産運用や投資に興味をお持ちの方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。でも資産運用や投資って色々ありすぎてよくわからないし、損をしてしまいそうで怖いという声も聞こえてきます。そこで今回は色々ありすぎてよくわからない資産運用と投資について簡単に整理してみたいと思います。

そもそも資産運用と投資って何が違うの?

テレビコマーシャルや雑誌の宣伝広告などで「資産運用」や「投資」というキーワードを見かけたことがあると思います。この資産運用と投資の違いって何だろうって気になったことはありませんか?このふたつのキーワードについては様々な解釈がありますが厳密な定義はないようです。比較的安全で確実に資産を増やそうとする場合に「資産運用」と表現する傾向があります。一方、ある程度のリスクを受け入れてでも高いリターンを狙っていく場合に「投資」と表現する傾向が強いようです。

資産運用や投資にはどんなものがあるの?

最近はインターネットやスマホの普及によって資産運用や投資の操作をいつでもどこでも簡単にできるようになりました。そういった意味では資産運用や投資が身近なものになったといえますが、その一方で個人から幅広く資金を集める公募投資信託だけでも6,169本(2017年7月末における一般社団法人投資信託協会調べ)と金融商品はますます複雑さを増しています。このように複雑で分かりづらい金融商品ですが、大きく分けると下記のように分類できます。

株式投資

企業は株式を発行して株主を募ります。その株主からの出資によって企業は事業を発展・拡大させていきます。株式投資とは企業に出資して株主となることで、その株式の売買益(キャピタルゲイン)や配当金(インカムゲイン)、株主優待といった収益の獲得を目指すものです。

債券

債券とは国や地方公共団体、企業などが投資家から資金を調達(借入)するために発行するものです。あらかじめ利子の利率と満期日が決められていて、満期日には額面金額が全額戻ってくるため比較的安全性が高いといえます。なお、債券は満期日を待たずに債券市場で売買することもできます。

FX(外国為替証拠金取引)

FXは円や米ドル、ユーロなど世界中の様々な通貨を売買することで売買の差額による利益、つまり為替差益を狙うことができます。FXはレバレッジという仕組みによって手持ち資金よりも大きな金額の取引をすることが可能です。

先物・オプション取引

日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などをあらかじめ決められた期日までに決められた金額で売買する約束を交わすのが先物取引です。一方、オプション取引ではあらかじめ決められた期日に決められた金額で売買する権利を取引します。先物・オプション取引は一定の証拠金を預け入れることで手持ち資金よりも大きな金額の取引をすることが可能です。

外貨預金

お金を米ドルや豪ドルなどの外貨として銀行に預けるのが外貨預金です。円よりも比較的高い金利でお金を預けることができるため利息による収益を期待できます。ただし為替レートの変動によって収益が上がることもあれば損失が発生することもありますので外貨から円に戻すタイミングには注意が必要です。

不動産投資

不動産投資はアパートやマンション、一戸建てなどの不動産物件を購入して入居者を募集することで家賃収入を得ることができます。立地条件の良い不動産物件であれば売却することによって収益が得られることもあります。

投資信託

投資信託とは資産運用の専門家であるファンドマネージャーが投資家に代わってお金を運用し、そこから得た収益を投資家に還元するものです。少額でも分散投資できるメリットがあります。 投資信託には日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などの指数に連動することを目指すパッシブ運用(インデックス運用)の商品と指数を上回る収益を目指すアクティブ運用の商品があります。証券取引所に上場されていて、いつでも売買できるETF(上場投資信託)やJ-REIT(不動産投資信託)、 外貨で運用される外貨MMFも投資信託に含まれます。

確定拠出年金

確定拠出年金は退職金または年金の積み立てを目的として毎月掛金を拠出する制度です。拠出した掛金は定期預金や積立型の保険、投資信託などあらかじめ用意された投資先を自由に選んで運用することができます。なお毎月の掛金や運用で得られた利益、満期に受け取った退職金や年金については税制が優遇されています。
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